右の肋骨の下に…しこり?張って痛いんだが…

こんにちは、藤田です。

最近、メールで「右肋骨のあたりに違和感を感じるのですが…」といった質問を多くうけます。

ですので、今回は「右の肋骨の謎のしこりの正体」をご紹介させていただきます。

右の肋骨の下のしこり

私たちはふだんわざわざ自分の腹をさわってみるということはしませんが、何かのひょうしにさわったら、右の肋骨の下が硬くはれて、肝臓がはれているのではないか、といってきた患者がいました。

なるほど肝臓が腫れており、ただちに入院してもらって治療したところ回復しました。

肝臓は右の肋骨の内側にあります。

重さは1キログラム以上もあり、人間の臓器の中で一番重いものです。

肝臓はもっとも大切なものなので、肋骨の中にかくれるように置いてあるのでしょう。

つまずいて倒れても、何かにぶつかっても、そうかんたんには傷つかないようによろいの中にかくれているわけです。

その肝臓がはれて大きくなると、肋骨の下から顔を出すようになります。

こういう風に・・・

→ 【閲覧注意】クリックすると画像が出ます。グロテスクは苦手な方は見ないでください

医者の診察で、肋骨の下に手をあてて、「息を吸って、吐いて、もう一回息を吸って、吐いて」といいながら、そのあたりを押すことがあります。

あれは肝臓がはれていないかどうかをみているのです。

はれていた場合、医者は肋骨の下方何センチ出ているかということを記録します。

自己診断法としては、お風呂の中でさわってみて、右も左も同じならそれでいいのですが、右のほうだけ硬くなっていて、”何かがあるな”という感じだったら、まず肝臓です。

このような見分け方を知っていると、病気の早期発見に役立ちます。

先ほど肝臓は肋骨というよろいによって守られていると述べましたが、肝臓が非常にはれてくると肋骨の外に出てしまうので無防備になり、傷を受けやすくなります。

ころんだら肝臓が裂けたということもありますし、病気のある肝臓をあまり強く手で押したために破れて出血してしまったという例もあるのです。

ほっそりした女性は胃が下がり、肝臓も胆のうも下がり、内臓全体が下がっていることがあります。このような内蔵下垂の人の場合には、肝臓は助骨の下にはみ出しているので、正常でもさわることができます。

肋骨のあたりが痛い

肝臓は右の肋骨の中にかくれているし、それは”沈黙の臓器”であって、ふつうは病気になっても痛くも何ともありませんが、何となく痛いと感じることもたまにはあります。

この痛みは肝臓に膿がたまったり、肝臓が急にはれて被膜を引っぱったりするときに起こります。

また、肝臓とまぎらわしいものに胆石症があります。
胆石のときの痛みについては有名ですが、七転八倒の痛みで昔からしゃくといっています。

胆石は肝臓の出口の胆のうにできるもので、肝臓そのものとは直接関係はありません。

それから慢性の肝臓病で何とかく右肋骨部が重苦しい、張った感じがする、何か存在感がある、といった訴えのあることがあります。

また、右背中の肩甲骨(いわゆるカイガラ骨)の下の内側のあたりが痛いという人も多いようです。

強い痛みではありませんが、注意すると何か変化が感じられるようです。

慢性の肝臓病で、いままで何も感じたことがなく、痛みもなかったのに、何かこの頃、急に痛くなった、微熱が出ろなどというときは、肝臓の超音波をとったりしてよくみてもらったほうがよいでしょう。

肝臓の一部に変化が起こるはじまりであることがあるからです。

また、しこりが出はじめたのなら肝機能がかなり弱ってきている証拠です。

実は、弱ってしまった肝臓を回復させるのはそんなに難しいことではありません。

ですので、次回は肝機能を回復させる方法をご紹介します。

次→ 肝機能を回復させてしこりをとる方法