【酒】体に赤い斑点が出たんだけど…

こんにちは、藤田です。

最近、「皮膚に赤い斑点ができたのですが…」といった質問がよくきます。

ですので、今回は「肝機能が低下したときに出る赤い斑点」の症状をご紹介します。

まず、肝臓が悪いとき、からだに赤い斑点が出て、よくなるとその色がうすくなる、という場合があります。

これはクモ状血管腫のためです。

離れてみると赤い斑点のようですが、眼を近づけてよくみると中心に赤い点があって、それを中心として絹糸のように細い血管の枝が四方八方に伸びているのがわかります。

ちょうどクモが足を広げているようにみえるのでクモ状血管腫という名前がつけられています。

指で押せば色が消えるので、出血ではなく血管が広がっただげだということがよくわかります。

症状が進むとこのようになっていきます。

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大きさは、注意しないとよくわからない2~3ミリのものから、大きいのは数センチに広がったものまであります。
そういう斑点が首筋や胸、肩、そして腕にかけてみられるのです。

肝臓が悪くなると、皮膚にブッブツができる、じんま疹ができる、と俗にいかれますが、実はこの赤い斑点をいっている場合が多いようです。

肝臓病の患者さんを診察するときはこれがないかどうか、胸のあたりの皮膚をじっとみつめるわけです。

からだの力が抜ける力が抜げたようだ、だるくて歩くのもつらい、なんだか雲の上を歩いているようだ、という症状は、肝臓の悪いときのものです。

とくに急性肝炎の初期にはこういう症状が強く感じられ、同時に食欲もなくなり、ぐったりしてしまいます。

からだがだるいという症状はいろいろな病気や、たんなる疲れでも出ますが、急性肝炎の場合は、とくにその症状がひどく出ます。

そのときは、一刻も早く医者にみてもらうことです。
急性肝炎は一目でも早い治療がその後の回復の早さを左右します。

初期のブドウ糖の点滴の一本は、まさに砂漠でオアシスに出会ったように元気をもたらすのです。

だるいという時期のあとに黄疸が出てきます。
黄疸が出るといっそう悪くなってしまうと考えられがちですが、むしろからかは楽になってきます。

食欲も出てきます。
黄疸が出ると肝臓は峠を越した、と私たちは考えています。

沈黙の臓器である肝臓がだるいという症状を出すのはよほどのときです。

だるいというのは、たんに疲れかも知れないし、カゼかも知れません。
それなら一晩ぐっすり眠れば翌日は少し楽になるはずです。

それでもすっきりせず、しかもだんだん悪くなるようなら、そのときは肝臓の危険信号と受け取るべきです。

それは眼の病気をみるためもありますが、それよりも黄疸の有無をみているのです。

ついでに述べますと、まぶたの裏をチラッとみますが、あれは眼瞼結膜をみて貧血がないかどうかをみているのです。

ところで、からだが黄色くなったからといって必ずしも黄疸とはかぎりません。たとえば、ミカンやカボチャの食べすぎで黄色くなること、があります。

よくお正月がすぎると何人かは真っ黄色になって、とくに手の平や足の裏が黄色くなって、「ああ、肝臓だ」とあわててやってきます。
そのとき、白眼をみればいっぺんにわかります。

みかんの食べすぎで白眼は黄色くなりません。
尿もこくありません。

これは黄疸ではなく、肝臓とは何の関係もない。放おって置いてもそのうち消えてしまいます。

これはカロチン血症といって、ミカンの中に含まれているカロチンが皮膚を黄色くさせたためなのです。

コタツに入って、テレビでもみながら、他に何もすることがないのでミカンを10個も20個も食べているとこうなります。

話はそれましたが、はっきりと赤い斑点が出るようでしたら、間違いなく肝障害の初期症状です。

ですので、次回は肝機能を回復させる方法をご紹介します。

次→ 酒を飲むと皮膚が赤くなってしまう人が肝機能を回復させる方法