肝臓が悪いのはγGTPでわかる

肝臓の血液生化学検査は何種類もあります。

ざっと数えて20種類もあるでしょうか。
医者はそれらのデータを読み、さらに画像診断や組織診断で最終的に結論を出します。

しかし、ここでは細かいことは省いてズバリ、酒による肝障害があるかないかを見分ける検査として2つあげるとすると、GOTとγGTPです。

GOTは正常値が38以下ですが、肝臓が悪くなると、それが100以上になります。
そしてGPTよりも高い値となります。

γGTPの正常値は病院によってちがい、40以下または74以下ですが、すぐ100以上となり、さらに数百から1000にも上がります。

とくにγGTPの上昇ははっきりしているので診断が容易です。

患者さんで、「お酒をやめなさいよ」といっているのにかくれて飲んでいると、このγGTPがぐんと上がるのでこちらにはお見通しです。

入院して完全に酒をやめると、γGTPはどんどん下がって正常値になります。

ところで、ほとんど毎日のように酒を飲んでいる人でも3割の人は、いくら飲んでもγGTPが上がらないということがわかっています。

しかし、この3割の人は本当に肝臓が悪くならないのかということまではわかりません。

一方、肝生検で肝臓の組織をみてもやはり3割の人は肝臓は正常です。
同じ三割ですが、両方の人が一致するかどうかぱわかりません。

いずれにせよ、3割の人はいくら酒を飲んでも肝臓がやられないことは事実のようです。
あなたは、この3割の中に入っているとお考えですか。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。