酒による糖尿病への影響が酷すぎる~合併症多すぎ!

成人病の″射程距離”にはいった人、とりわけ肥満気味の男性が気にしだす成人病の一つに糖尿病があります。

一〇〇万人の病気として知られる糖尿病は、文字どおり、尿に糖が出る病気ということからできた病名ですが、「糖が出るだけ」と軽く考えてはいけない病気です。

尿に糖が出れば、それだけ体のエネルギー源であるぶどう糖がムダになるので、体力は消耗します。

そればかりか、血液中の糖が高いままでいると、全身にさまざまな悪影響をおよぼしかねないのです。

糖尿病というと、すぐインポテンツとか精力減退をおそれる人が多いのですが、その程度の症状はさほど神経質になる必要ぱありません。

糖尿病のこわいところは合併症です。

目でいえば、糖尿病性網膜症などで失明のおそれがあります。そのほか、腎臓が悪くなったり、足が腐るなど、さまざまな合併症のほうが問題です。

糖尿病を正しく治療しないで放っておくと、肺炎や結核などの感染症が起こってたとき治りにくいというのは序の口で、心臓の。冠動脈硬化とか高血圧といった諸々の成人病の予後を悪くします。

このため、寿命を縮める結果となるのですが、この糖尿病も、アルコールによって引き起こされる病気の一つであることを知らない人が多いようです。

アルコールによる糖尿病のお話をするまえに、ここで簡単に、血糖(ぶどう糖)について理解を深めておいていただきたいと思います。

血糖とは、一口にいうと、私たちが栄養物としていちばん必要としているものです。

健康な人ならば、血液の中には通常0.1%のぶどう糖が含まれています。

これを血糖値といって、この割合がつねに一定に保たれているように調整されています。

血液中のぶどう糖をコントロールしているのが、すい臓のラングルハンス島という小さな細胞から分泌されるインシュリンなのです。

食事をすると、それに呼応してすい臓から大量のインシュリンが出て、ぶどう糖消費の働きをしますが、こうしたすい臓のインシュリン生産能力が減退もしくは消失した状態が糖尿病なのです。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。