肝臓が悪いと肌荒れで皮膚が黒くなる…

とくに日光浴をしているわけでもないし、ハワイにしょっちゅう行っているわげでもないのに、何となくからだの色が黒くなってくることがあります。

肝臓の悪い人は皮膚の色が黒ずんでいることが多いようです。
これはホルモンのバランスのくずれによるものと考えられていますが、肝臓がよくなってくると皮膚の色もうすくなり、明るい健康色にもどってきます。

ある患者さんが私のところにやってきました。
「どうもこの頃、色が黒くなった、とみんなにいわれるんですよ。別に日に当たっているわけでもないのに……」みると、顔の皮膚は黒ずんだかっ色で、皮膚の張りもなく、何となく生気がなくて、シワや毛孔が目立ち、皮膚全体がぶ厚くなった感じなのです。

調べてみると慢性の肝臓病がありました。
そこで、肝臓の治療をしながらビタミソCなどを十分にとってもらうようにしました。
しばらくすると肝臓の働きもよくなり、食欲も出てきて、皮膚もだんだん血色がよくなり、こんなに色白の人だったのかと思うほど、皮膚がすき通るような感じの健康色になってきたのです。

皮膚の色つやは、その人の健康のバロメーターです。

同じ色黒でも、日焼けの黒さと慢性の肝臓病のための黒さとは違います。
同じ患者さんを月に一回から二回みているとその変化がよくわかります。

毎目みている人には、かえって変化がわからないことがあります。
患者さんが診察室に入ってきたときの一瞬、これを私たちは大切にしています。

そのときのパッとみた印象で、その人の生気というか、迫力というか、生命の力を感じとるのです。
何となく力がない、いわゆる影がうすいと感じたときは、何か病気がかくれていないかと、とくに注意して診察するようにしています。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。