なぜ、酒は肝臓を壊すのか!??

なぜアルコールの消費量が増えると、肝臓病が増えるのでしょうか。
なぜアルコールは肝臓に悪いのでしょうか。

アルコールは、そのほとんどすべてが肝臓で処理されます。
お酒を飲むと、そのアルコールの一部は呼吸や尿、汗にまじって体外に出ますが、それは全体の2~110%似すぎません。

残りの90%以上はすべて肝臓で分解されるのです。

アルコール、が細胞に害があるということは消毒用アルコールを思い出して下さるとよく分かります。

消毒用アルコールは70%で高濃度ですが、バイ菌は死んでしまいます。

生きている細菌が死ぬのですから、低濃度とはいえ、とりすぎると障害が来るかも知れないと考えなくてはなりません。

アルコールが分解される途中でできるアセトアルデヒドもさらに細胞障害性があります。

そのうえアルコールをたくさんとればとるほど、肝臓はそれだけ多くのアルコールを処理しなければならなくなりますが、その場合、他のすべての処理機構に優先して3合飲んだら三介が分解されるまで、5合飲んだら五合全部が分解されるまで行われるので、肝臓はそのためにフル回転し、処理能力以上のアルコールが入ってくると疲れ果ててしまうということになります。

肝臓はアルコールを処理しても何も得るものがありません。

アルコールは処理されるとたしかにカロリーになります。

アルコールは1グラムで7カロリーにもなり、糖やタンパク質の4カロリーと比べると、脂肪の9カロリーには及ばないにしてもたいへんなカロリー源です。

しかし、それはただたんにカロリーとして、つまり熱として出ていくだげで体内に貯蔵されません。
お酒を飲打とがらだが暖まるのはそのためです。

たとえば、冬の寒い日、冷えたビールを飲んでも、からだがホカホカと暖かくなってきます。
これはアルコールの熱カロリーのためです。
しかし、アルコールは糖やタンパク質、脂肪のようにカロリーとなって、しかもからだの成分として貯蔵されることもなく、ただからだを暖めてそれでおしまいになります。

ですからアルコールは空虚なカロリー「エンプティカロリー」と呼ばれているのです。

栄養にはならないのです。

ですから、肝臓の働きを支えるためには、お酒とは別に食事をとって栄養を補給してやる必要があります。

その補給もせず、ただひたすらお酒だげ飲んでいたのでは、働くだけ働かせてエサをやらないロバのようなもので、ロバはやせ衰えてパックリ倒れてしまうでしょう。

このロバの姿が酒飲みの肝臓の姿なのです。

働かせるならエサを与えましょう。
それもたっぷりとタンパク質を、そしてかわいがったらどうでしょうか。

そうしたらロバも、つまりあなたの肝臓も喜々として元気よく働くことでしょう。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。