ウコンの力は効かない?副作用はあるの?

ウコンはアルコール性肝炎やB型・C型肝炎の症状を軽くする働きがあります。

副作用は特にありません。

私の場合、肝臓病には、治療薬としてウルソ酸(胆汁酸)とインターフェロンを中心に投与し、機能性食品(いわゆる健康食品)も併用しています。

発酵ウコンも機能性食品の一つとして治療に加えています。

ウコンが肝臓にいいのは、クルクミン(黄色い色素)、フラボノイド、ビタミン、ミネラルなどの有効成分によるものです。

まずウコンは、胃や腸、肝臓、騨臓といった消化器の働きが高まるように働きかけ、内分泌を高める作用があります。

その結果、肝臓障害や胃腸障害、カゼなどを治し、元気にする機能があるのです。

次に、ウコンに含まれるクルクミンには強い抗酸化作用があり、実験で制ガン作用と免疫を活発にする作用があることがわかっています。

B型・C型肝炎の慢性肝炎の治療に使うインターフェロンはサイトカインという免疫そのものを薬にしたものですが、クルクミンは、いわばインターフェロンそのものといえます。体内に侵入したバイ菌を食い殺すマクロファージ(貪食細胞)を増殖させ、白血球のI種であるリンパ球のT細胞、B細胞の働きを高め、細胞を守るヘルパーT細胞や、バイ菌ウイルスをやっつけるナチュラルキラー細胞をぶやします。

つまり、これはクルクミンがインターフェロンに似た作用を持っているということを意味しているのです。

また、ウコンの抗酸化作用は炎症を抑えますが、ウイルスによる抗原抗体反応が起きている肝細胞は、炎症が強いと細胞が破壊されるため、炎症を抑えるウコンは肝炎にとても有効です。

さらにもう一つ、ウコンのすぐれた作用としてつけ加えたいのが、胆汁酸分泌作用です。

これは副作用と誤解されることがありますが、立派な効能です。

ウコンは動物性食品ではないのにもかかわらず、その作用が胆汁酸(ウルソ酸)と似ていて、胆汁酸の分泌を促進する作用があることが動物実験でわかっています。

つまり、ウルソ酸と同様、胆汁を分泌させ、肝臓の腐敗物を除いて流れをよくする働きがあるのです。

こうしたことから、私はウコンを「畑の肝」と名づけ、肝臓病の患者さんの治療に発酵ウコンの使用を指導し始めたのです。

これまで80人ほどの肝炎の患者さんに、希望を確認したうえで発酵ウコンを投与しました。

アルコール性肝炎についてはγ-GTPが200以下の軽症なら、お酒を控えて発酵ウコンを毎日飲めば、1ヵ月以内に正常値に戻ります。

脂肪肝も改善します。

この1年で12人のC型肝炎の患者さんにインターフェロン、ウルソ酸、しいだけ菌糸体、発酵ウコンを併用して8割を寛解(症状が軽くなること)させました。インターフェロンの副作用(発熱や食欲不振)も発酵ウコンを投与すると、軽減するようです。

これらの結果からいえるのは、発酵ウコンを併用すると従来よりもGOT、GPTが改善され、B型・C型肝炎ウイルスが明らかに減少するということです。

なお、肝障害などで医師の治療を受けている人が発酵ウコンなどの機能性食品を利用するときは、念のため、主治医の先生とよく相談してからにしましょう。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
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