肝硬変は治らないの?死亡率は?余命わずかって言われて…

肝硬変は一生治らないのかという人がいます。

肝臓の力に合わせた生活をすれば二〇年でも生きられます。

「肝硬変になったら大変だ。これはもう一生治らない」

「肝硬変というのは肝臓病の終着駅であって、治ることはない」

よく一般には、こんなことがいわれます。

また肝硬変になって、私は絶対治らないのだろうか、余命いくはくもないのだろうか、と悲観する人もいます。

肝硬変といわれて、なまじいろんな本を読みますと、このように思いがちです。

かえって知識のない人のほうが幸せです。

一番幸せなのは何も知らない人かもしれません。

こういう人は肝硬変といわれても、ああそうかと思うだけで、別に問題にしません。

また逆に、非常によく知っている人は、見通しが立てられるので悲観したりしません。

肝硬変というのは、肝臓に繊維が増えて硬くなってしまった状態をいいます。

そこで、こう考えて下さい。

肝硬変であろうが正常肝であろうが、肝臓が柔らかろうが硬かろうが、肝臓としてちゃんと働いていて、普通の人並みの生活ができて長生きできれば、それでいいではないか、ということです。

これは、たとえば私たちが皮膚にヤヶドをして、ヤケドの跡が醜いひきつれになってしまったということと同じことです。

ひきつれは残り、一生ついてまわるけれども、生きるのには何の支障もないではないか、長生きできれば、それはそれでいいではないか、と考えるのと同じなのです。

肝硬変もいわば、ヤケドのひきつれのようなものです。

たとえ肝硬変になったとしても、肝臓が働いていて、そして楽しく長生きできればよいではないか、という境地に達することができます。

肝硬変といわれても、いまは20年以上も生きている人がいくらでもいる時代なのです。

そして、肝臓というのは常に予備の力をもっています。

一割が残っていれば、ちゃんと働いてくれます。

肝臓が少々やられても人間の体はまいらないようになっています。

一割残っていれば長生きできるのです。

そこで自分の肝臓のやられ方に応じて、自分の生活を決めればいいのです。

肝臓の力が八しかないのに10の生活をしようとするから、そこに無理がきます。

肝臓の力が八ならば八の生活をする、六ならば六の生活をする、自分の肝臓の力に合わせた生活をすれば長生きできるのです。

このように考えて下さい。

肝硬変といってもいろいろ程度があって、非常に初期のうちか、または安定した肝硬変なら、五年間の生存率は100%です。

肝硬変といわれたからといって、一生治らないと悲観したり、お先真っ暗になることはありません。

肝臓の力に合わせた、自分なりの生活の方法を見つけ出して下さい。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。