体に良いお酒は?ワインだろ!(←嘘です)

よく体にはアルカリ食品がよい、スポーツのあとにはアルカリ飲料をとるとよい、という人がいます。

また、ワインはアルカリ性だから他のアルコール飲料よりも体によいのだ、と聞いたことがあります。

しかし、はっきりいって、これは考えすぎです。

健康な人はわざわざアルカリ性のものを選んでとる必要はないのです。

人間の体の中はわずかにアルカリ性です。PHでいいますと、7.4です。

たとえ酸性になっても7.2以下にはなりません。

常にある一定のアルカリ性に保たれています。

これによって体の中の細胞がもっともよく働くことができるのです。

酸性のものを食べすぎても、アルカリ性のものをとりすぎても、体の中ではすぐにバランスをとりもどす作用が働いてビクともしません。

酸性のものを食べたから体の中が酸性になり、アルカリ性のものを飲んだからすぐ体の中がアルカリ性にもどる、というようなものではありません。

たとえ、そういうものを飲んだり食べたりしても、その影響はほとんどないといってもよいでしょう。

はげしい運動をすると乳酸ができて体の中は一時的に酸性になりますが、休息するとすぐ回復します。

肉やご飯などは酸性食品ですが、それを食べても体の中は変わりません。

野菜や果物はアルカリ性食品ですが、それですぐ体の中がアルカリ性になるわけではありません。

ところが、病気のときには酸・アルカリが問題になることがあります。

腎臓病、糖尿病、ぜんそく、肺気腫などがあるときは体の中が酸性になりやすく、その調節がうまくいかなくなることがあります。

しかし、酸・アルカリを別にしても、栄養のバランスという点から考えますと、肉もご飯も、野菜も果物もまんべんなくとり、偏食しないようにする、ということが必要なことはもちろんです。

ワインでも日本酒でも、自分の好きなものを飲んだらよいということになります。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。