急性肝炎の入院期間・日数はどれくらいなの?

酒飲みで肝臓がはれてくる人がいますが、入院すればあっという間によくなってしまいます。

肝臓の復元力はこのように大きいのです。
とくにアルコールに関しては肝硬変になり、それがさらに進んでしまったという状態にならないかぎり元にもどります。

正常になります。

〈実話〉男性 47歳 会社員

ウイスキーを毎日水割りで五杯は飲む人です。
肝臓が右肋骨の下に10センチもはれており、 押すと痛がり、腹の中にも水が少したまっており入院してもらいました。

入院すると、当然のことながら禁酒することになりますが、それだけで他にたいした治療もしないのに日に日に肝臓のはれは小さくなり、一週間もしたらほとんど正常にもどってしまいました。

10センチもはれていたのが、1週間後には腫れもなくなってしまったのです。

肝臓の血液生化学検査もほぼ正常となり、腹にたまっていた水もとれてしまいました。

また入院時の肝生検では、肝細胞の3割以上が脂肪でぎっしり埋まっていました。
つまり脂肪肝になっていましたが、1週間たってみると、その脂肪もほとんど消失していました。

不公平な事実

私はときどき不公平だなと思うことがあります。
酒飲みの肝臓病はすぐ治るのに、ウイルス性肝炎の中には治りにくいものがたくさんあるからです。

酒は自分で好きで飲み、やめろといわれても飲み、それで肝臓が悪くなっても入院するとすぐに治るのです。
それに対して、ウイルスは好きで入れたわけではありません。

手術のとき、やむを得ず輸血をし、または知らないうちにウイルスが入って、それで肝臓が悪くなったのですから、それについては酒の場合とちかって本人に責任はありません。

それなのに、それが治りにくいのがあるということは何か不公平というか、気の毒な気がします。

しかし、急性ウイルス性肝炎の場合は、その九割は1ヵ月で治ります。
きちんと治せば一生再発しません。

またウイルス性の慢性肝炎もインターフェロンによる原因療法ができるようになりました。

アルコール性肝障害も肝硬変にな座剛に治せばすぐ治ります。
肝臓は本人が思っているほど弱くはありません。
肝硬変にしないこと、肝硬変になるまで飲まないこと、これが私のもっともいいたいことなのです。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。