肝臓のアルコール分解を高める食べ物とは?

(前回→健康に悪い酒の飲み方とは?)

そこで、お酒は適当にやって本気になって飲まないようにしなさい、つき合いなんだから軽く飲む程度でよいのだといい、お酒を飲んだらなるべくつまみを食べるようにし、飲んだ日に食べられなかったら、翌日はごちそうをとるようにし、とにかく肉(タンパク質)を食べることをすすめました。

また、コレステロールのとりすぎについても、心配する前に実際にあなたのコレステロールを測ってみることです。
正常値は100cc当たり240ミリグラム以下ですが、果たしてどうでしょうか。

肝臓が悪くなるとコレステロールは低くなるものです、とつけ加えました。
この患者さんも140ミリダラムでした。
ですから脂も気にしないでとってよいのです。
黄疸がなければ脂は制限する必要はありません。

こうして食事の指導をしたところ、どんどんアルブミンの値が上昇して、3.5グラムとなりました。
それとともに、元気も出て、顔色もよくなり、疲れも少なくなってきました。
やはり朝は起きにくいようですが、それでも以前ほどではないといっていました。

さて栄養補給のためには朝、必ず卵を食べ牛乳を飲むこと、昼間ものどが乾いたら清涼飲料水ではなく、冷たい牛乳を水代わりに飲むことをすすめています。

そうしないと、一般の日本人の食事でぱなかなか一目に必要なタンパク質量の80~100グラムにはならないのです。

このように、もともとの食事が低タンパクなのに、お酒を飲んで食事をとらなければますます低タンパク、低栄養になります。

タンパク質をとらないとアルコールを処理する酵素も低下し、また肝細胞がやられても、その細胞をつくるのがタンパク質ですから、低タンパクでは細胞もつくれないということになるのです。

さらにカゼを引いたり、細菌やウイルスが入ってきたときの抵抗力、すなわち免疫力も低タンパク食では低下します。

そのようなわけで、飲んで食べないのは、前に述べたロバをただ働かせて、エサを与えないようなものです。
飲んだら食べましょう。
自分では食べているつもりでも意外と少ないのです。

一目でいったいどれくらい食べたか、タンパク質だけでも結構ですが、からだに必要な五つのタンパク食品、肉、魚、卵、大豆、牛乳などをどのくらい食べたか思い出してメモをとってみてください。

あまりの少なさに驚くことがあるかも知れません。
”飲んだら食わぬ”は決して粋ではありません。
これからの時代の飲み方は食べることです。

お酒は食欲増進剤としてストレスをとるためのスパイスとして使うべきでしょう。
お酒もうまい、食事もうまい、そして健康なファイトある人間になろうではありませんか。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。