毎日飲酒する人の適量を計算してみた

毎日飲んでいるが、肝臓は大丈夫か心配な人は一日二合以下、週休二日、飲んだら食べるの三ヵ条を守ってください。

「お酒が体に悪いのなら、お酒をやめたらよい」というのは一つの理屈です。

これは単純な考えであって、日本人がみんな禁酒できるならそれでもよいでしょう。

ところが、飲むなといっても隠れて飲むのなら、堂々と表に出して、こういう飲み方は危険だ、こういう飲み方なららいい、ということを明らかにすべきです。

というわけで、いままでどういう飲み方をしていた人が肝臓を悪くしたかという実例を統計にとってみますと、次のようなことがわかりました。

毎日飲酒する人の適量のデッドラインは1日160g

まず、肝硬変になる危険な量とはアルコールにして1日160g以上である。

(350mlの濃度5%のビールに含まれるアルコール量は14g)

つまり日本酒に換算すると6合以上になります。

(1合180ml。コンビニでよく見るワンカップが丁度1合)

また比較的危険な量は3合以上である、というデータがあります。

3合はいけないということで、2合以下にすべきだということになります。

適量を計算の結論:1日5合以上は危険、2合以下なら安全

次に、アルコールの体内での分解を見てみましょう。

アルコールはほとんど肝臓で分解さおますが、その分解速度は一定していて、体重1kg当たり、一時間当たり0.1グラムです。

ということは、体重60キロの人だと約140グラムとなり、日本酒にして約六合とかります。

この量は1日24時間肝臓をアルコール漬けにし、その分解の極限量となるのですが、私たちは夜飲んで朝には仕事をするのですから、12時間の安全域としては半分以下となり、やはり2合以下となります。

お酒ばかり飲んで、ものを食べないというのは肝硬変になりやすいのですが、一日の総カロリーを2000カロリーとして、あまり食べずにそのカロリーの50パーセント以上をアルコールでまかなうと肝硬変になるという統計があります。

これは5合以上ということになります。

30パーセントなら大丈夫ということで、これは3合に相当しますので、やはり2合以下が安全ということになります。

以上の説明からもおわかりのように、肝硬変になった人の飲み方、1日のアルコール分解量、そして1日の総カロリーとの比率のいずれもがピッタリ答えが一致していて、5合以上は危険、2合以下なら安全ということになりました。

ですから、毎日飲んで安全な量は2合以下だということになるでしょう。

一生のうちに飲める酒の量は決まっている

実は、これにも議論があり、たとえば5合10年以上では肝硬変になるといわれていますが、3合16年でもなる、要は一生のうちに飲む総量なのだという意見です。

それによりますと、2合以下でも毎日欠かさずに何十年も飲むのはどうか、ということになります。

”毎日”というところを考えてみますと、肝臓は1日でも2日でも酒を飲まずに休ませてやれば驚くほど回復します。

ですから週のうち、せめて1日か2日、お酒を飲まない日をつくるということは肝臓にとってよいことです。

さらに、つまみの問題があります。

ものを食べず、ひたすらお酒だけ飲むというのは肝臓にとってよくない飲み方です。

それは先はどの統計にもありましたし、また肝臓の働きのもとである酵素、そして肝臓の細胞をつくるもの、それらはいずれもタンパク質でできています。

ですから、とくにお酒を飲んでいるときには、タンパク質は必要不可欠なものです。

お酒と一緒につまみをとれば肝臓をいたわることになります。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。