脂肪肝を減らすには食事を見直すしかない

3人に1人が可能性のある脂肪肝を減らすには、食生活や生活習慣の見直しが必要です。

正常な肝臓には、ふつう2~3%の中性脂肪がありますが、中性脂肪が10%以上になると脂肪肝と呼ばれます。

肝臓は、糖質やタンパク質、脂肪などの栄養素の代謝を行っています。

糖質や脂肪からは中性脂肪が合成され、その中性脂肪は肝臓から血液中に出ていきますが、中性脂肪が多くなりすぎると肝臓は処理しきれず、肝臓の細胞にどんどんたまってしまうのです。

フランス料理の高級食材にフォアグラがあります。

これは、がちょうやかもを人為的に太らせて肝臓を肥大化させたものです。

食べるとおいしいこのフォアグラも、実は6割が脂肪でできています。

自分の肝臓がこんな脂肪だらけの状態になってしまうのだけは避けたいものです。

では、やせていれば脂肪肝にはなっていないかというと、そんなことはありません。

実は最近では、見た目がやせている、または肥満とまではいかなくても小太りな人でも、脂肪肝になっている可能性が高いのです。

私の医院では、超音波検査をすると、軽度の人も含めてなんと3人に1人が脂肪肝です。

なかでも小太りな人の70%以上が脂肪肝だというデータもあります。

また、女性に多いのですが、極端に食事の量を減らすダイエットのが原因で脂肪肝になっている人も多いようです。

では、どのような生活を送っていると脂肪肝になりやすいかというと、次のような場合があげられます。

①よく食べ、よく飲み、運動をしない

摂取エネルギーが多いにもかかわらず運動をしないのでエネルギーがなかなか消費されず、余分なエネルギーは脂肪に変わって肝臓や全身の脂肪組織にとり込まれます。

②アルコールがやめられない

お酒好きは、アルコールのエネルギーをとりすぎることもさることながら、つまみや酒の肴の食べすぎが摂取エネルギーをぶやします。

先ほど触れた極端なダイエットをしている人や、食べる量は少なくてもアルコールばかり飲んでいる人も要注意です。

③血糖値が高い

糖尿病は、脂肪肝と同じく食べすぎや飲みすぎが原因の病気です。

肝臓にも中性脂肪がたっぷりたまっている可能性があります。

脂肪肝がこわい点は、自覚症状が出ないことです。

気づいたときには、肝硬変など死につながりかねない恐ろしい病気の原因になってしまっていたということもありうるのです。

脂肪肝を減らすためにも、ふだんの食生活や生活習慣を見直す必要があります。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。