肝機能を高める3つの食べ物

にんじんで作る生ジュースは、肝臓を疲弊させ傷害する腸の不健康状態を改善します

人の腸内には約100兆個もの腸内細菌がすみついており、人間と共生しています。

この腸内細菌は、人間の健康に役立つ善玉菌と、人間の体に害を与える悪玉菌に大別できます。

乳酸菌やビフィズス菌など十数種類の善玉菌は、ビタミンを合成したり、タンパク代謝の促進や消化、吸収の補助をしたり、また、外から入ってきた病原菌の増殖防止や免疫物質を合成するなど、健康に役立つ重要な役目を果たします。

また、腸内で食物が腐敗するのを防ぐ働きもします。

一方、悪玉菌は腸内でアンモニアやアミン、インドール、スカトールなどの有害物質をつくり、腸内を中毒状態にしてしまいます。

人間の場合、これらの中毒物質はすべて肝臓に運ばれるので、肝臓はその解毒のためにたいへんな犠牲を払うことになります。

傷害を受けて、肝炎や肝硬変、肝ガン発症の原因になることもあります。

さらにこわいことには、肝臓が疲れてくると、この中毒物質が解毒されないまま、血流に乗って体じゅうを駆けめぐります。

まさに病気の種をばらまくのと同じです。

こうした腸の不健康を招く悪玉菌を減らし、善玉菌をぶやして腸をきれいにするには次 のような工夫が必要です。

悪玉の腸内細菌を増殖させる主な原因は、肉のとりすぎ、食べすぎ、便秘などです。

ほかに運動不足、精神状態のバランスのくずれ、睡眠不足なども原因といえるでしょう。

ですから、まず、こういった要因を減らすように努めることです。

善玉菌をふやすには、その増殖を助ける食物をとるようにすることです。

そうした食物とは、ヨーグルトや納豆、みそ、漬け物などの発酵食品、それに海藻や豆、いも、野菜、こんにゃくなど食物繊維の多い食品です。

また、私は腸をきれいにする一つの方法として、にんじんジュース健康法という治療を実践しています。

これは、毎日、にんじん2本とりんご1個で作る生ジュース(コップ2杯分)を飲むというもの。

この生ジュースは、おいしいだけでなく、ビタミンBxという乳酸菌増殖因子も多く含んでおり、腸の健康の増進には格好の飲み物です。

肝機能を高める食べ物~ごま

ごまには肝臓の機能を高め、肝臓を保護する働きがあります

私は、微生物を使って人間に有用な物質を生産させる、という研究をしています。

その研究の過程で、ごまに1%ほど含まれているセサミンという成分に、いろいろと有益な働きを見つけました。

その一つが肝臓の働きを高める作用です。

実験用のネズミにアルコールを与えて肝障害を起こさせ、その後、セサミンを与えたネズミと与えなかったネズミの血液をとって比較してみました。

その結果、肝臓の障害を示す、GOT、GPTやビリルビンなどの数値が、セサミンを与えなかったネズミでは変化がなかっだのに、セサミンを与えたネズミでは、みごとに改善されていました。

血液中のアルコール濃度も、速やかに下がりました。

また、四塩化炭素で肝障害を起こさせたり、脂肪をたくさん与えて脂肪肝をつくったりして調べた結果でも、セサミンにはそれを改善する効果が見られました。

さらに、人間に対しても、セサミンの効果を調べてみました。

アルコールを大量に飲ませて、顔の表面温度を測定したり、尿を調べてみたのです。

その結果、セサミンを飲んでいると、顔の表面温度は早く下がるし、アルコールの代謝産物で、悪酔いや二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの分解も促進されることがわかりました。

こうした実験から、セサミンには肝臓の機能を高め、肝臓を保護する働きのあることが明らかにされたのです。

肝機能を高める食べ物~大根

自律神経の乱れが原因で起こる肝機能の低下は、大根で改善できます

私たちの意思とは無関係に、内臓や血管の働きをコントロールしているのが自律神経です。

自律神経は2種類あり、昼間の活動を担う交感神経と夜に働く副交感神経があります。

しかし近年、ストレスが原因で、この自律神経がうまく働かない人がたいへん多くなってきています。

自律神経が乱れると、体にさまざまな不調が起こってきます。

その一つが肝臓の不調です。

肝臓は体の中でいちばん重要な臓器の1つで、

①解毒する、②胆汁(脂肪を分解する消化液)をつくる、という大きな役目を持っています。

ところが、自律神経の乱れが原因で肝臓の働きが落ちると、油などを分解する力が低ドしてきます。

そうすると、事は肝臓だけにとどまらず、胃腸にまで負担がかかってきます。

「胃の調子が悪い」というとき、胃ではなく、肝臓の働きの低下が背景にあることも多いのです。

このような自律神経の乱れによる肝機能の低下をズバリ解決する食品が身近にあります。

それは大根です。

東洋医学では、大根のような根菜類は体をあたためる陽性食品とされており、体の不調不良の大半の原因である自律神経の働きを正常仁戻す効果があります。

また、肝臓の炎症・過敏を抑える効果もあるため、肝機能が低下した人に適しているのです。

肝臓の不調に不安を感じている人が、こうした効果のある大根をとらないのは、実にもったいないことです。

1日に食べる量の目安としては、100gで十分。

焼き魚に大根おろしを添えるのはもちろん、大根サラダや煮物など、もっと積極的に大根を食べたいものです。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。