注意!肝臓に良い4つの生活習慣とは

とてもふえている肝炎の改善や予防には、日常生活上の4つの注意が欠かせません。

たとえ肝臓病でない人も、肝炎を予防するためには、生活習慣を正すことがたいせつです。

肝臓をいたわるために生活習慣を正すとは、次の4点に注意することです。

肝臓に良い4つの生活習慣

①しっかり睡眠をとる

②高タンパク、高ビタミン、高ミネラルの食事をバランスよく、カロリー過多にならないようにとり、アルコールは控えめにする

③ストレスをため込まず、解消するよう心がける

④適度な運動をする

これら4つの中でも、最も気をつけたいのがストレスです。

ストレスは免疫力を落とし、ウイルスをふえやすくします。

また運動のやりすぎもよくありません。

活性酸素をふやすからです。

活性酸素とは、体内で発生する酸化力の強い酸素で、万病の元凶と考えられています。

過度の運動は、この活性酸素をぶやしてしまうのです。

どんどん増えていく肝炎患者数

外来や人間ドック、健康診断で肝機能に異常の見つかる人がとてもふえています。

社団法人日本病院会・臨床予防学委員会がまとめた平成8年の人間ドック全国集計成績によると、237万人の人間ドック受診者の中で肝機能異常は23・8%と、全健診項目の中でトップです。

これほど肝臓の悪い人が多いことは、案外知られていません。

ちなみに2番目が肥満で17.6%、3番目は高コレステロールで16.8%です。

この肝機能異常で多いのがウイルス性肝炎です。私のクリニックに来院される患者さんもB型肝炎、C型肝炎の人がきわめて多いのが実情です。

しかも、現在、肝臓ガンが非常にふえており、全国で毎年4万人が亡くなりますが、そのうち85%以上がC型肝炎、10%
がB型肝炎なのです。

日本に多く発症するB型とC型という2つの肝炎には大きな違いがあります。

B型肝炎の感染経路は血液、母子間、性交などで、感染力が非常に強いのが特徴です。

ただし、母子間の感染でない限り慢性化することもなく、肝硬変や肝臓ガンにもなりづらい肝炎です。

一方、C型肝炎は、やはり血液で感染するものの、感染力が弱いため、性交で感染するということはまずありません。輸血や血液製剤による感染が大半を占めています。

1960年代に輸血した人の50%がC型肝炎に感染しているというデータがあるほどです。

C型肝炎に感染するとその60%がC型慢性肝炎に、慢性肝炎から約半数の人が肝硬変になるといわれています。

C型肝炎から直接肝臓ガンに移行する率は全体の5%にすぎないのですが、肝硬変を起こしたあとさらにその半数が肝臓ガンになります。C型肝炎の恐ろしさは、この点にあります。

ちなみにアルコール性肝障害にも触れておきましょう。

経験則からいうと、1日に5合以上のお酒を男性は15年、女性は10年飲みつづけると50%が肝硬変になります。

これらの肝臓病を、私は生活習慣病の一つであると考えています。

肝硬変、肝臓ガンヘの進行を予防するために、ライフスタイルの改善が必要なのです。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。