酒が入るとタバコの本数が急に増えて胃がチクチクするようなら要注意です。
飲むとタバコの本数が増えるのはなぜ?
タバコの好きな人は、お酒を飲み、話がはずんでくると、急にタバコの量が増えるようです。
それは、ひとしきりお酒がまわり、つまみもそろそろなくなってきたという頃です。
お酒を飲んでいい気持になり、話もはずんで興奮している。
しかし、もうお酒は結構だ、といってつまみもない、お腹も一杯だ、というわけでタバコに手を出します。
そうすると問がもてる。みんなが同じ酒の強さだといいのですが、たいてい一人ぐらいは強くてねばって、話が長いのがいます。
それとつき合っていると、ついついタバコの本数が増えます。
酒席では頭がモーローとしているせいか何本吸ったかうろ覚えになり、気がついたら一箱みんな吸っちゃった、ということにもなるわけです。
そして、胃が痛くなるわけ
お酒を飲んで、タバコを吸って、楽しくて、あとがサッパリしているのなら何もいうことはありませんが、こういうときは、よくあとで胃がチクチクしたりするものです。
わかっていてもやめられないということでしょう。
胃がチクチクするのは、お酒とタバコのせいです。
アルコールは胃の粘膜を荒らすのでチクチクする。アルコールを飲んだ翌日は胃は赤くなりひどい場合にはところどころに出血さえ見られるものです。
一方、タバコの中の二コチンは胃液の分泌を促して胃酸過多とし、胃壁の血流を悪くします。
ですから、胃潰瘍などがあるとタバコはやめたほうがよいということになります。
というわけで、アルコールも胃に悪い、タバコも胃に悪い。
それで胃がチクチクするのです。
解決策を書き連ねてみる
解決法はタバコを吸わないこと、それができなければ減らすことでしょうが、これではあよりにも芸がないので、タバコの害を少なくする方法を次に述べましょう。
タバコは胃液の分泌を促しますので、よく解釈しますと、食後の一服などは消化を助け、気分の転換にもなるでしょう。
食後の一服がおいしいというのは、こんなところにも理由があるのでしょう。
ですから、空腹時に吸うのはあまり感心できないということになります。
タバコで胃液をたくさん出しても消化するものが何もないと肩すかしを食わされることになり、胃も困ることになります。
とにかく期待を裏切るということはよくないことではないでしょうか。
次に、タバコに手を出すのは、何となく問をもたせるためということもあります。
タバコをもともと吸わない人は吸わないことに慣れているので、間がもたないことに気を遣いません。
タバコを吸う人は雰囲気を大事にし、雰囲気を演出し、相手に気を遣う神経のデリケートな人ではないかと思われます。
みんなが同じような酒の強さで、同じように飲み、同じように終われば無理してタバコを吸う必要もありません。
とびきりお泗が強く、いつまでもねばり、しつこく話をする人とはつき合わぬということは自らを守る道でもあります。
つい誘われると断われない、断われないような上司だとかいろいろ理由はあるでしょうが、断わればそれですむということもあるものです。
お酒はつき合うのではなく、自分も楽しんで飲みたいものです。