アルコールが原因の手の震えはキケン!

両手を前に出してください。
そして指は前にのばしたまま手首を上へ曲げます。
そのままの格好でしばらくして指がふるえてきませんか。
ふるえる場合は、肝臓が悪いということになります。

そのふるえ方は、羽はたき振せんといって、鳥が羽はたくように指全体が、または1、2本の指示ヒクヒクと手常に向かって動くのが特徴です。

もちろん正常な人には起こりませんし、肝臓が少しぐらい悪い人でもこのようなふるえぱ起こりません。
かなり慢性で良くかかっている人、とくに頭がボーツとし昼と夜が逆になったり、便所と玄関を間違えたりするようなことがあった人によく起こります。

こういう患者さんには、私たちは次のように指導しています。
「毎朝、起きたら必ず両手を前に伸ばして、手がふるえるかどうかをみてください。ふるえなければよし。もしふるえたら、その日は静かにしてごちそうを食べないこと。そして便通をよくすること。そうすればよくなりますよ」と。

この手のふるえは、治療の方針を立てる上からも大切なことです。
ふるえたらタソパク質、つまり肉や魚などのごちそうを食べさせないようにします。
一般には、肝臓の悪いときはタソパク質をたくさんとるというのが原則なのですが、このときばかりはまったく正反対になります。
ですから、きわめて大切なことです。

入院していると何事も起こらないのですが、退院するとすぐ千がふるえ、顕示おかしくなって、また入院するということをくり返す患者さんがいました。

そこで、よく話を聞いてみますと、家に帰るとついわがままが出て、ごちそうを食べすぎてしまうというのです。
また、ずっと順調だったのが、七五三の夜におかしくなって入院したという方がおります。
これは孫の七五三のお祝いで、ついついみんなでにぎやかにごちそうを食べすぎたことが原因でした。

このように、慢性の肝臓病でときどき手がふるえるときは、ごちそうを食べすぎてはいけない、便秘をしてぱいけない、ということです。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。