長い間お酒をたくさん飲んでいる人が、ある日飲食後に腹痛が激しくなり、背中にまで痛みがひびくと訴えてくることがあります。

血中・尿中のアミラーゼを調べると高くなっていて、腹部のレントゲンをとるとすい臓に石ができています。
これはアルコールによる慢性すい炎です。

大量飲酒をつづけていると、そのたびごとにすい炎がくり返され、しだいに進行していくことがあります。

しかも、ある程度進行してしまうと、禁酒をしても治りにくいということもあり、初期のうちに治療することが人切です。

すい炎になると激烈な痛みがあり、苦しみ抜きます。
しかも、すい臓に石ができたり、すい臓の一部が袋のようにふくらむと、手術を受けなけなければならないこともあります。

ところで、どういう人がすい臓をやられるかについては不明です。

飲んで食べないと肝臓がやられ、飲んで油っこいものを食べるとすい臓がやられるという人もいますが、そこまではっきり証明されているわけではありません。

お酒を飲みつづけると18年ですい炎となり、29年で肝硬変になる。

初めすい臓、あとで肝臓がやられる、ということも言われています。

とにかく、1日だけ深酒をしてもすい臓はやられない。しかし、何十年という歴史によって慢性すい炎となるということです。

しかも、重いすい炎になるのは大酒家の1パーセント、つまり100人に1人くらいでしかないということで、肝臓がやられるよりは少ないようです。