メドゥーサの頭

医学用語にもこういうシャレた名前があります。

これはギリシャ神話から出たものです。
メドゥーサはゴルゴソ三姉妹の一人で、海の主神ポセイドンの配偶者。
メドゥーサは女王の意味です。

もともとは美しい処女であり、その髪の毛の美しさは比類のないものといわれていましたが、アテナ女神とその美しさを争い、そのために女神の怒りにふれ、髪の毛一本一本は蛇となり、モの目をみる者は石に化せられたといわれています。

慢性の肝臓病で、へそを中心としてへその周囲に静脈、が浮き出て四方に伸び、あるものは上へ、あるものは下へと流れること、がみられることがあります。

これをメドゥーサの頭とよぶのです。

へそは顔、静脈は蛇の髪の毛に当たります。
腹壁の静脈はふだんぱみえません。
それが浮き出て鉛筆のように太くなってきたら、肝臓が悪いと考えてよくみてもらうようにすることです。

メドゥーサはいまや怪物です。
わがからだに住みっくこの怪物を、鏡にその姿を写しながら近づき、みごとにその首を切り落とした英雄ペルセウスのように、肝臓病という怪物をここで討ちとるべきです。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
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