酒が原因で胃潰瘍になる事はあるのか?

酒で胃をやられるのは一時的で急性です。
深酒の翌日、具合が悪くても2、3日もすればよくなります。

酒が原因で胃潰瘍になることはまずありません。

一過性の胃炎とか、急性潰瘍を起こすこともたまにはありますが、潰瘍の本当の原因はストレスなのです。

このように酒で胃を悪くするのはほとんどが急性胃炎で、とにかく一時的ですから、治療して完治しさえすれば、またお酒を飲んでもかまわないわけです。

ところが肝臓は、1回ぐらい深酒をしたからといって悪くなることはありません。
肝障害が起こるには5年から10年という長い年月がかかります。

たとえば、人によって個人差はありますが脂肪肝になるには3合以上飲んで5年以上かかるといわれています。

したがって、肝臓は長期間、適量以上飲みつづけることで悪くなるのであって、胃が強い弱いとは直接関係はありません。

ただし、胃腸が悪くて食物が食べられないとか、ゲリをするような状態が続くと栄養の吸収がおちて栄養障害になり、2次的に肝臓を悪くすることはありうるでしょう。

塩をつまみにマス酒を飲むのが楽しみです。こういう飲み方は肝臓に悪いのでしょうか

塩をつまみにマス酒とは、なかなか粋な飲み方ですが、肝臓にはよくない。

とくに他に何回も食べないで、それだけで終わってしまうのがいちばん悪い。
そういう人がよく肝臓を悪くしています。

なぜ悪いかというと、酒は肝臓で90パーセント以上が処理されますが、そのためには肝臓の機能、が正常に働かなげればなりません。

肝臓が正常に働くためにはタンパク質が必要です。

酒を解毒するには酵素、つまりアルコール脱水素酵素などの酵素が必要ですが、つまみを食べないで塩だけで飲むと、タンパク質不足からアルコールを解毒する酵素も少なくなるのです。

さらに、かりに肝臓の細胞が一時的に障害されたり、こわれたりした場合、タンパク質にはそれを元にもどす働きがあるので、やはりタンパク質を含んだつまみを食べながらお酒を飲むべきです。

とはいっても、いちいちそんなことに気を配っていては酒がまずくなるという人もいるでしょう。
あとでタンパク質の多い食事をするようにしたらいいのではないでしょうか。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。