押すと痛いという状態であれば、肝臓が悪くなっているのは明らかです。
少なくとも脂肪肝、つまり肝臓に脂肪がたまっている状態になっているでしょう。

私のところにも、「このごろ肝臓が痛い」「肝臓がはれてきた」と心配して訪れる患者さんが大勢います。

検査をしてみると、予想通り悪い結果が出ます。

ひどい場合には、腹に水がたまっていることもあります。

ところが、肝臓はとても回復力の強い臓器です。肋骨の下が10センチもはれているような人でも、入院して酒をピタリとやめて栄養をたっぷりとると、1週間から10日くらいで元にもどります。

肝硬変まで進行していなければ、たとえば脂肪肝の状態なら、回復力は驚くほど強いのです。

脂肪肝の人の肝臓を切り取って肝生検でみると、脂肪がギッシリたまっています。

ところが、入院して治療すると、1週間から10曰くらいで脂肪はほとんど消えてしまいます。

酒を完全にやめて栄養に気をつければ、肝臓はそのくらい元にもどる力が備わっているのです。

ですから、酒は完全にやめたほうがよいでしょう。

一時的にでも完全にお酒を断ってしまうことで、驚くほど肝臓の機能は回復してくれます。
ほんの10日間くらいの辛抱です。
まず早めに治してください。