逆効果?酒席がストレスの元になる…

この質問は二つに分けて考えたほうがわかりやすいでしょう。
一つは、気の張る相手と自分を殺して飲かのがからだによいかどうか。

もう一つは、そのあとでリラックスするためには少々適量を越してもよいかということです。

取引先の責任者にかぎらず、気の張る相手や嫌な大と飲かのは楽しくもないし気持ちよく酔えないでしょう。

仕事上のことであればやむを得ないことでしょうが、飲み方としては最悪です。

心地よく酔うというのは精神的なものに大きく影響されます。

ストレスとともにお酒を飲むと、せっかく酒で大脳の中枢を麻縁させようとしているのに、無理に麻犀させまいと頑張っているようなものです。

ストレスがあるとカテコールアミンが出ます。
これは交感神経を刺激して、心臓がドキドキしたり、血圧が上がったり、イライラしたり、叶き気がしたりして、悪酔いの原因になります。

しかも、お酒を大量に飲むと、それが解毒されてアセトアルデヒドになる。

今度はこのアセトアルデヒドがカテコールアミンを交感神経から分泌させます。

したがって、お酒を飲んでもカテコールアミンが出るし、ストレスからもカテコールアミンが出るとなると、両方加わって余計に悪酔いするわけです。

こうなっては精神的に解放されないばかりか、動悸、吐き気などのいろいろな身体反応が出てきて、せっかくの酒の効用を殺してしまいます。

次に、別れてからまた一杯というのは、ストレスがたまったままよりは私はいいと思います。

ただし、全体量としてあまり多くなるのは逆効果です。

口直しに軽く一杯という程度で切りあげるべきでしょう。

よく仕事でトラブルを起こしてヤケ酒を飲んでいる人がいますが、こうなると度を過ごしやすいし、しかもカテコールアミンがどんどん出て悪酔いします。

しかも、こういうときは胃もやられ、出血の原因ともなります。

楽しい酒ならストレス解消に最適ですが、ヤケ酒はからだにも心にも深い傷をつくってしまいます。
何か他の方法でストレスを解消したらいかがでしょうか。

酒を飲むとき、仕事の話をしながらと趣味の話をしながらではどちらがよいでしょうか

仕事から解放されて気分転換に同僚と一杯やっているときに、話題に事欠いて「例の契約の件ですが…」などと仕事の話をはじめる人がいます。

仕事執心は結構ですが、こういう人と飲んでいても酒がちっともうまくない。

酒を飲んでいるときぐらい、仕事のことは忘れてリラックスしたいものです。

ところで、酒が入ると大脳にどのような変化が起こるかというと、新皮質という理性や判断などの高等な知性を支配する中枢が抑制され、遂に旧皮質の原始的、本能的な中枢が解放されるのです。

酒にはこのように理性をおさえて、本能を解放する効果があるのですから、仕事の話をしてわざわざ抑制されている中枢を働かせることもないでしょう。

酒に酔って心地よい解放感を持つというのは、ふだん抑制されている人間の本能を少しばかり解放することですから、頭の働かせ方もそれに合わせたほうがよいでしょう。

それがいちばん酒の効用に合った飲み方です。

ハメをはずしすぎて他人の迷惑になるようでは困りますが、肩のこらない話、解放感のある話、楽しい話などは酒にふさわしいのではないでしょうか。

世の人もいっているように、酒を飲みながらまじめな謡をする、酒を飲みながらシラフでいる、というのはいちばんつまらないことでしょう

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。