二日酔いの頭痛に迎え酒を飲むのは危険!

二日酔いの苦痛からなんとか逃れたいという切実な気持ちはわからないでもありませんが、肝臓にとってこれ以上悪いことはありません。

二日酔いの状態は、まだ肝臓がアルコールを完全に解毒しきれないでいるわけですから、そこへさらに酒を入れれば余計に負担になることは説明するまでもないでしょう。

迎え酒をすると、たしかに苦痛がやわらぐことがあります。
これは中枢神経が抑制されるからです。

また長期間酒を飲んでいる人では、酒を飲むと中枢が抑制されて神経を伝達する物質が減ってきます。

そうすると、神経がうまく伝達されないために神経細胞の感受性が高まります。
つまり神経を伝達する物質が少なくても、なんとか機能を維持するために中枢の感受性が高まってくるわけです。

ところが、二日酔いの状態になると、アルコールで減っていた神経伝達物質が元通りに増えてきます。
しかも中枢は感受性が高まって敏感になっています。そのためにイライラしたりするわけです。

その時に迎え酒をやると、また神経を伝達する物質が減ってくるからいい気持ちになるのです。

このように酒が入っている状態でちょうど神経が働いていて、やめるとイライラするというのは、明らかにアルコール依存症に近い状態です。

神経のイライラをしずめるのには迎え酒は効果がありますが、
二日酔いになったからといってすぐ迎え酒に頼るのは、アルコール依存症を自ら招くようなものです。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
ビールを片手に楽しく読んでいただけたらと思います。