c型肝炎はインターフェロンで完治する

C型肝炎は2つの観点から減っていきます。

一つは発生が減ること、第二は現在かかっている人からウイルスが消えていくことです。

まず発生が減ること。

輸血後肝炎のB型以外の原因はおそらくウイルスであろう、それはB型ウイルス以外(非B)であり、もちろんA型以外(非A)であろうということで、長く非A非B型ウイルスといわれて来たのですが1982年アメリカのカイロン社がそのウイルスの遺伝子の一部を発見し、C型肝炎ウイルスが存在することが明らかとなりました。

その結果、輸血後非A非B型肝炎の90%以上がC型肝炎であることが分かりました。

ところがそのわずか2ヵ月後、11にはそのC型肝炎ウイルス抗体検査をわが国では導入したのです。

しかも日本赤十字血液セッターは献血の全血液についてC型肝炎ウイルスの検査をするようにしました。

そしてC型の反応が少しでもあるものは輸血には用いないということしたのです。

この処置は欧米よりも早く、世界でもっとも早いものでした。

それ以前は輸血が10位以上の場合、1987~89年に輸血後肝炎は16%発生していたのですが、

それ以後、1990年にはわずか3%に激減しました。
さらにその後c型肝炎ウイルス抗体の検査法が進歩したため現在では輸血による肝炎はほぼゼロとなっております。

わが国の日赤がいち早くC型肝炎ウイルスに感染した血液を輸血からはぶいたことで、どんなに多くの患者さんがC型肝炎にならないですんだことか、そして命を救われたことか、その恩恵ははかり知れないものがあるといえるでしょう。

C型とインターフェロン

現在C型肝炎になっている人からウイルスを追い出すことについて述べます。

それはインターフェロンの登場です。

これはウイルスの増殖をおさえ、ウイルスを体内から消してしまう働きをもっています。

現在までに数万人の方にこの薬が使われましたが、肝臓の数値が正常化し、そしてウイルスも血中から消える”著効”の割合が投与した人の中で30~60%にみられております。

私共の病院でも同様の成績が得られており、確実にウイルスが消え、そしてその結果、慢性肝炎が直る人が増えております。

献血の検査により水際でc型肝炎の発生がゼロになりつつある。

したがって新しい発生はなくなり、そしてすでにC型肝炎にかかっている人からは徐々にウイルスは追い出されていく。
C型肝炎は減りつつある、といえましょう。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
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