肝臓の働きを良くする食べ物

肝臓が悪いので、肉はなるべく食べないようにして、油ものも避けしじみのみそ汁だけを毎日食べている、という人がいますが、これは間違いです。

肝硬変でも、黄疸がなくバランスがとれていて元気な人は、どんどん栄養をとらなくてばいけません。

とはいっても、肝硬変の人で毎日マラソンや激しいスポーツをするような人はいませんから、1日2000カロリーもとれば十分です。

しかし、タンパク質はたくさんとらなければなりません。

1日80グラムは必要です。

やられた細胞が増えるためには、細胞を構成するタンパク質をどんどん補給しなくてはならないからです。

したがって肉はたくさん食べてください。
油も黄疸さえなげれば遠慮せずに食べて結構です。

しじみは胆汁の出をよくするということで、昔から肝臓病にはしじみがよいといわれてきましたが、悪くはないにしてもそれだけというのは感心しません。

それから脂肪は1日50グラム、炭水化物は300グラム、もちろんビタミンはたっぷりとって、高栄養、高タンパク、高カロリー食が肝臓にはよいのです。

たとえば、毎日肉か魚は必ず食べて、野菜も果物もたくさん食べるということです。
ただし、太ってはいけません。

寝ていて、食べろ食べろといかれては太るのも当たり前といわれるかも知れませんが、太る原因の大部分は炭水化物のとりすぎです。

炭水化物とは糖であり、お菓子であり、ご飯であり、コーヒーに入れる砂糖であり、せんべいです。

こういうものはひかえ目にすることです。
太りそうだったら、ご飯は一杯でよろしい。

その代わり、おかずはたくさん食べてください。
タンパク質はいくら食べても太りません。

太るのがなぜいけないかというと、肝臓に脂肪がたまるからです。
肝臓に脂肪がたまると、働きが悪くなり回復も遅れます。

肝臓病の人の食事は、このように高栄養が原則ですが、症状によってはまったく正反対になり、タンパク質をとってはいけないという時期があります。

それは肝性脳症といって、手がふるえ、頭がボーツとして、計算ができなくなり、便所と玄関を間違えるようなおかしな行動の出たときです。

その予兆のある人には、毎日子を伸ばして、干の指を広げてみつめなさいとしいます。
そして、手がパタパタと鳥の羽ばたきのように震えたらその日は肉を食べないように、便秘をしないようにしてもらいます。

このように肝性脳症の起こりかけているときはタンパク質を減らします。
1日40グラムから20グラムまでにします。

ですから、同じ肝硬変といっても、ときには正反対になることもあるのです。

プロフィール


サイト管理人:藤田 正
某病院につとめる中年男性。
みんなで楽しくお酒をのむことが大好きです。

お酒にまつわるちょっと怖い話や、
安全なお酒の飲みかたを紹介させていただきますので、
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